子供は1歳半を過ぎた頃から、お母さんやお父さんの仕草を真似するようになります。積み木を耳に当てて電話をしているような仕草をしてみたり、お人形にミルクをあげる仕草をしてみたりなどです。
こういった「真似っこ遊び」から、次第に「ごっこ遊び」へと変化していきます。言葉が話せるようになってくると、「ごっこ遊び」は本格的になります。これまでは1人遊びが中心だったため、他の人と分け合うことや、他の人には自分と違った感情があることを理解するのがまだ難しい段階にいます。
しかし、「ごっこ遊び」を通してお父さん役・お母さん役・お客さん役など別の人になりきることで、自分とは違う感情があることを理解し、相手を思いやる気持ちが育まれるのです。