木材の説明 パート3
みなさんこんにちは、スプソリのランタンです。
今回は、木材のご紹介第3弾、サペリについてお話し致します。
サペリは、アフリカの主に赤道付近の熱帯雨林に分布しています。
辺材は灰白色、心材は切断当初は桃褐色で時間の経過とともに
色が濃くなるセンダン科の広葉樹です。
樹高は40〜60m。胸高直径が1m。樹幹も20m以上にもなる、非常に
大きな木です。
乾燥には、長時間かかりますが、乾燥後の狂いは少なく、加工が
比較的容易と言う、良い特徴があります。
心材は耐久性が高く、腐りにくい部類に入ります。
表面に独特の美しい縞目模様があり、まれにペンシルストライプや
フィールドバック杢、縮み杢、虎斑など様々な杢が出る事もあり、
外観が優れた木材は、キャビネットの羽目板などに利用されます。
様々な広葉樹で見られる杢ですが、木が大きくなるにつれて
自重と風などによる外荷重で縮むように繊維がうねる事で、
出来るのではないかと言われているそうです。
うねうねが細かく規則的な縞々が縮杢。
少しランダムな感じになると虎杢。
年輪の木目や組織方向の木理でもない、
色素によって現れる模様を縞杢。
とてもラッキーな事に、我が家にあるビーチの積み木の
一部に縮杢が現れていました。
一見、欠陥品に見間違がえてしまう可能性もありますが、
成長する過程を想像出来る模様や杢に気づいたら
愛着が湧くのではないかと思います。
サペリは、マホガニーと似た所がある為
高級家具や外装材、内装材、ドアの材料に用いられます。
ピアノやウクレレにも利用されます。
スプソリ商品では、釣り竿の持ち手部分、ケーキ、
スプーン、フォークの持ち手、聴診器の耳に掛ける丸い所、
飲み薬の蓋、消防車などに使用されております。
茶色なのですが、黄色がかって見える茶色の木です。
お手持ちのスプソリ商品でサペリをご覧下さい。
次回は、ツリーオブヘブンをご紹介致します。
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