悲しいお別れ
先日新車に買い替えた友人の話。
新車と引き換えに古い車がレッカーに引かれていく様を家族で見ていたら、
3歳の娘が突然ワンワン泣き出して嗚咽し始めたとのこと。
新車に浮き足立っていた両親は、我が子のあまりの号泣ぶりに驚いて、
どうしちゃったの??とぽか〜んとなってしまったらしい。
ちょっと感受性が強すぎて心配、と友人も最初は言っていたけど、
子どものそういうところは、心が育っている証拠だよね、と話していたら、
そういえば自分も小さい頃そんな面があった、なんてことを思い出していたようです^^
小さい頃はモノと人との距離感の区別があまりないんじゃないかなぁ?
むしろ人よりモノに愛着が深く、その経験が心を育み、優しさや思いやりを覚えて行くのかな?
大人が見ればゴミみたいなモノが捨てられなかったり、
虫や葉っぱや石ころに執着したり、今日は絶対このコップ!とか大人には理解できないこだわりとか。
友人のエピソードを聞いていて、上の娘が4歳くらいの頃、
ある日から自分のうんちを流さなくなったことを思い出しました^^
それまでは自分で拭いたり流したりしていたのに、あるときから
これは私から出たものだから、バイバイしたくない、流すの嫌だ、というようなことを言い出して。
いや〜〜これにはほんとに驚いたのを覚えています
当時の幼稚園の年配の先生に話したら、まーそんなこともあるわよね、と笑っていらしたっけ^^
先日うちの4歳の娘も、大きなつらいお別れをしました。
3年間もずっと同じ保育所で一緒に過ごし、時々お休みの日も遊ぶほど大親友だったお友達が、
急な事情で引越することになりました。
お別れの前日、やっとの思いで娘に告げると、聞いた瞬間から30分以上も号泣が止まらず、
あー、ちゃんとお別れの意味がわかっているんだな、と驚きました。
でも時々一緒に遊びに行ったりできるよ!と諭し、ようやく泣き止んだ娘。
翌日の保育所ではいつものように二人ではしゃぎ、涙も悲しい顔も見せずバイバイをし、
親たちは救われたのでした。
親の知らぬ間に、子どもの心は育っているのだな〜と実感。
夏休みに娘たちと観た、映画。
「おおかみこどもの雨と雪」
これもいつの間にか、子どもは成長していることを描いた映画かもしれない。