公園での出来事
「何でうちに話しかけてくんの」
「お願いだから話かけんの、やめてくれる」
「気持ちわりー」
「頭大丈夫」
「ねー、今から病院行きな」
公園で、小学高学年女子たちの会話が聞こえてきて、ぎくっとした。
どうも一人で公園に来ていた女の子と、グループで遊んでいた数人とが偶然居合わせたようで、
一人の子が近づいて話しかけたところで、次から次に罵詈雑言を浴びせられてしまったわけだ。
その前後に何があったのかもわからないから、何とも言えないのは承知の上だが、
改めて子どもたちの辛辣さに、こちらまで身が縮む思いだった。
一人に対して複数が、大声で悪口を放つことができる感性。。。
これは子どもの世界に限ったことでなく、大人の世界でも普通にまかり通っていること。
ネットの社会でも言葉の暴力がはびこっていて、
ひどい言葉の列挙に思いがけず出会うことも多々ある。
あいつ変、とか、私が正しい、という感覚や意見も、
自分の主観に基づいた正義を振りかざしているだけで、
人には人の感じ方や考え方があるし、それぞれの正義がある。
正しい、が、集団での暴力を容認する根拠ならば、
そんな正義はいらないだろうと思う。
かくいう自分も、子どもたちに、正義ばかりを振りかざしてしつけて
来なかったかしら、、、と振り返ってみた出来事でした。
幼稚園に通っていた頃、園長先生が言っていた言葉を思い出した。
幼児期に一番大切なのは、心を育てること。