冬の休日
久しぶりに子どもたちとぶらりと東京の上野公園へ出かけた。
特にあてもなく、それでも子どもたちははしゃいで
そこら辺を走ったりしてきゃっきゃっと喜んでいる。
暖かくて、昼間はコートなしで過ごせるのは有り難い。
科学博物館ではチョコレート展なるものが行われていて、子どもたちはただ、
チョコ食べられるかも?!と淡い期待を抱き、中へ入ることに。
予想した通り、チョコの試食コーナーなる美味しい場所はなく
(展示の出口にはちゃっかりチョコ販売コーナーが広げられていたが)、
ココアの歴史、中世のヨーロッパ貴族によるココア支配の歴史から
現在のココア輸出の分布図や国別輸入量、
ココアの作り方や栽培方法などが展示されていて、
子どもには若干面白みのかける学習だったかもしれない。
でも11歳の娘は、以前テレビでみた、
コートジボワールの十代の少年が朝からココアの実を取る労働に従事していて、
学校に通い勉強をするのが夢だと話していたことを思い出して、
興味深く見ていたように思う。
その後博物館を出てしばらく乗り物で遊んだり散歩したりした後、
チョコレートのことも忘れ駅に向かっていたところ、
ガーナ出身の二人が募金を募って声をあげていた。
少しの募金をしただけなのに、たいそうなリーフレ ットを頂く。
ガーナでは5歳未満の子どもの死亡率が13%とのこと。
保育所の園児100人うち10人以上が病気や栄養失調で無くなっている計算だ、
ということだと親子で話した。
娘はお年玉から、何千円か寄付すると言っていた。
こういう団体がちゃんとした団体かどうか、自分で調べることも大事だね、という話もした。
何か、たまにはぶらりと出かけるのもいいもんだと思った休日でした。